建物仕様・構造
RC造45階建・1,247戸の大規模タワー。構造、エレベーター、防災、セキュリティ、住戸仕様を徹底解説します。
地上階数
総戸数
解説項目
鉄筋コンクリート造
建物構造
森ビル直営、29階フォレストタワー+低層テラス2棟構成
基本構造
構造:鉄筋コンクリート造(RC造)一部鉄骨造
耐震方式:免震構造(フォレストタワー・テラスイースト)
事業主・管理:森ビル株式会社
設計:建築:日建設計、エントランス・共用部:Conran & Partners
環境デザイン:内井昭蔵建築設計事務所
所在地:東京都港区元麻布1丁目3-1
敷地面積:約12,400㎡(うち緑地が約半分)
用途:賃貸住宅
| 棟名 | 階数 | 戸数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フォレストタワー | 29階 | 180戸 | 花弁型平面、免震構造、28階スカイラウンジ・屋上スカイデッキ |
| フォレストテラスイースト | 6階 | 23戸 | 免震構造、低層邸宅型 |
| フォレストテラスウエスト | 5階 | 19戸 | RC造、低層邸宅型、最も静か |
「森の都市」コンセプト:内井昭蔵による環境デザインで、敷地約12,400㎡の半分を緑地として確保。29階のフォレストタワーが緑地の中から立ち上がる構図は、現在の土地価格では二度と再現不可能な贅沢。築20年超でありながら現代的な「ウェルネス×自然」志向にむしろ合致する希少性があります。
エレベーター
免震構造の3棟ごとに分散配置、待ち時間少
エレベーター構成
3棟構成で各棟に専用エレベーターが設置。フォレストタワー(180戸・29階)にも複数基あり、待ち時間ストレスは少ない設計です。
フォレストタワー:3基(高層用+共用)
フォレストテラスイースト:1基
フォレストテラスウエスト:1基
定員:13〜17名/基
速度:分速105〜180m
地震時:免震構造との連携で揺れを大幅軽減
免震構造×エレベーターの安心感
フォレストタワーとテラスイーストは免震構造を採用。地震時の揺れを建物に伝えにくく、エレベーター停止リスクも抑えられます。最新タワマンの制震構造とは異なる「免震」の優位性は、家具転倒・揺れの体感の少なさで、特に高層階居住者から評価されています。
セキュリティ
24時間有人管理+森ビル独自運用+プライバシー特化
セキュリティ体制
- ●24時間有人管理:エントランスに常駐スタッフ。森ビル直営による高水準な接客。
- ●多重オートロック:エントランス → エレベーターホール → 住居階の3段階
- ●監視カメラ:共用部・駐車場・エレベーター内に多数配置
- ●来訪者対応:フロントで取次後、住戸インターホン経由で解錠オペレーション
- ●緊急対応:住戸内に緊急ボタン。森ビル管理+警備会社が即応
- ●夜間巡回:警備員による定期巡回
「目立たない高級住宅」
敷地は周囲を緑地で囲まれ、外部から建物が直接見えない設計。元麻布の高台立地と相まって、芸能人・政治家・経営者層に好まれる「目立たない最高級住宅」というブランドが確立されています。築年数を超えてもこの価値は不変です。
防災設備
免震構造+高台立地+森ビル運営の有事対応
立地的優位性
元麻布の高台立地(標高約30m)にあり、ハザードマップ上では津波・洪水リスク低エリア。地盤も固結支持で液状化リスクも低い好条件です。
標高:約30m(港区平均より高い高台)
津波予測:浸水想定外
洪水想定:浸水なし
地盤:固結支持地盤
液状化:リスク低
免震構造:揺れを大幅軽減
設備対策
- ●免震構造:フォレストタワーとフォレストテラスイーストは免震構造
- ●非常用発電機:72時間以上の自立運転対応
- ●備蓄倉庫:館内に共用備蓄。非常食・水・簡易トイレ等
- ●井戸:敷地内に防災用井戸あり
- ●森ビル運営の有事ノウハウ:六本木ヒルズ等で蓄積された災害対応マニュアル適用
築年数を超える耐震性:2002年竣工で築20年超ながら、当時から先進的に免震構造を採用。最新の制震タワマンより「揺れの体感」は実は少なく、家具固定不要で暮らせるという声も多いです。
住戸基本仕様
テレンス・コンラン監修のインテリア、最大450㎡まで
住戸の基本グレード
天井高:最大2,600mm(フォレストタワー上層階)
窓:複層Low-Eガラス、断熱性能優秀
床:無垢材フローリング(プレミアム住戸)/高耐久複合材
床暖房:リビング・ダイニング標準装備
キッチン:システムキッチン・最高級グレード
バスルーム:TOTO・ミストサウナ機能(一部住戸)
クローゼット:ウォークインクローゼット標準
玄関:石貼りエントランスホール
| 間取り | 面積 | 該当棟 |
|---|---|---|
| 1LDK | 62〜72㎡ | フォレストタワー |
| 2LDK | 76〜163㎡ | フォレストタワー |
| 3〜5LDK | 100〜450㎡ | フォレストタワー(最大住戸は2バス2レストルーム) |
| 1〜3LDK | 55〜103㎡ | フォレストテラスイースト・ウエスト |
テレンス・コンラン監修のインテリア:2011年に逝去したテレンス・コンラン卿の最後期プロジェクトの一つ。住戸内のデザインにもコンランのエッセンスが反映され、経年で味わいが増す上質なディテール。築年数を超える価値の源泉となっています。
設備インフラ
光ファイバー・地中化電線・森ビルテクノサービス保守
通信・ネットワーク
- ● 全戸光ファイバー直結
- ● 共用部Wi-Fi(エントランス・スカイラウンジ等)
- ● 衛星放送(BS/CS)対応
- ● 設備更新は森ビル経由で継続的に実施
電気・ガス・水道
- ● 単相3線式・契約60Aまで対応
- ● ガス/IH選択可
- ● 床暖房・浴室暖房乾燥機標準
- ● 電線地中化で美観良好
設備の世代差はあるが…
2002年竣工のため、最新タワマン(2023〜2025年)と比較すると水回り・空調設備の世代差は否めません。ただし森ビルが直営運用しているため、定期的に部品交換・更新が行われ「古さ」よりも「上質な経年」を感じられる状態が保たれています。スマートホーム・IoT対応は限定的なので、最新性能を求める方には向きません。
EV充電器
駐車場の一部区画に設置(拡充計画あり)
トランクルーム
入居者用収納スペース。季節衣類・アウトドア用品保管に
医療クリニック
敷地内併設「元麻布ヒルズメディカルクリニック」
外装・デザイン
花弁型のフォレストタワー、コンラン監修の共用部
建築デザイン
フォレストタワーは独特の花弁型平面が特徴。緑地に包まれた高台から都心を見下ろす独自のシルエットを形成します。エントランス・ロビー・共用部の内装はテレンス・コンラン率いるConran & Partnersが監修。天然素材を活かした温かみのあるデザインで、築20年超でも古さを感じさせない上質な空間が保たれています。
「森の都市」のランドスケープ
内井昭蔵による環境デザインで、敷地内の半分を緑地として確保。タワー周辺・テラス棟周辺の植栽は四季折々の表情を見せ、入居者は「都心の森」を毎日体感できます。
屋上スカイデッキの絶景
フォレストタワー屋上のスカイデッキ(地上約96m)は入居者専用。東京タワー、レインボーブリッジ、富士山、新宿ビル群を360度パノラマで一望できる、現代タワマンにも匹敵する絶景空間。
築20年超だからこその味わい:新築タワマンの均質な「ピカピカ感」とは対照的に、コンラン監修の素材が経年で深みを増し、植栽は20年以上をかけて育ってきた本物の緑となっています。「年月を経て成熟した邸宅」という価値は、新築では絶対に得られないものです。